全国フォーラムの役員会が12 月16 日、東京都千代田区で行われ役員ら約30 人が参加しました。
第1部で議事が行われ、昨年度の活動報告や今年度の事業計画案などが確認されました。
第1 部では、堀江正夫会長が高齢のために退任し、新たに大串康夫・元航空自衛隊航空総司令官が就任することが決議されました。また副会長として、古庄幸一・第26 代海上幕僚長が就任しました。
【大串康夫会長・就任挨拶】
中国の不透明な行動が拡大している。看過できない状況にある。
我が国の防衛体制は、集団的自衛権の一部容認など見直しや体制整備が進んでいるが、周辺国の脅威の顕在化や増大化に比して相対的見れば低レベルにとどまっている。
極めて不十分と言わざるを得ない。国政において、国防を最優先にすべきとする認識も乏しい。
各種施策は提案されるが遅々として進まない。現状にどう対処すべきか。考えるに、国民への啓蒙が第1に重要である。安保フォーラムとして日本の防衛の現状を改革・打破するために、役員の皆様方とともに研究・検討し、しかるべきところに提言していきたい。そして
会員に説明していきたい。皆さんとともに愛国の情、憂国の思いを持ち、一緒に歩んで参りたい。どうぞよろしくお願いします
第2部では古庄副会長が「日本の防衛政策の問題点」と題して記念講演を行いました。